「水生昆虫とフライタイイング」忍野フライ その3


1月15日に行われた、タイイングスクールで学んだパターンを水生昆虫の種類別に分け解説していきます。水生昆虫にあわせた、フライパターンも合わせてご紹介していきます。ただ漠然と使うフライを選ぶよりも、対象魚が食べている虫を知り、それに合わせて巻いたフライを使用することで、多くの魚と出会い、より深くフライフィッシングを楽しむことが出来るようになります。


オリーブサイド コカゲロウ科コカゲロウ属
羽化期:2月〜4月下旬/7月中旬〜10月


サイズ   フックサイズにすると#20〜#22。
  コカゲロウの一種で、クリームボディの両サイドにオリーブグリーンの帯があること
からこの呼び名がついた。
イエロー系(オリーブサイド・サホコカゲロウ)、チョコレートブラウン系(トビイロ
コカゲロウなど)、ブルーーウイング・オリーブ系(シロハラコカゲロウなど)。
特徴的部位  

ボディの細さに注意する。フライはボリュームが出過ぎないように巻く。

羽化する時間帯   昼間に集中する。羽化が多いのは、3月から5月の春と、8月から禁漁までの秋。
羽化方法   水面羽化。
羽化特徴   フライパターンはニンフ、DD(トラップド)、ダン、スピナーの各パターンを用意しておくと良い。
忍野のほぼ全域に生息しており、シーズンを通して姿を見ることが出来る。晴天時よりも曇天、小雨や雪のときに羽化が増える。羽化が見られる時間は長く、ダラダラと続く。しかし、その中でも流下が多くなる時間帯がある。
解禁直後は昼がピークになるが、日が長くなるにしたがって朝夕に移っていく。基本的には明るい時間に羽化があるが、初夏にはイブニングライズに絡んでくることもある。スピナーの流下は羽化時間と重なることが多い。もともと小さいので、水面に張り付いていたり水面直下を漂うので気づくのは難しい。

 



ハックル スタッカー ダン Hackle Stacker Dun

パラシュートダン


解禁直後のコカゲロウパターンでメインになるのがハックルスタッカーダンです。視認性や浮力を重視したパターンで、渓流のブラインドの釣りでも使用できます。ボディのグースバイオットのカラーを変えるだけで、多種のコカゲロウをカバー出来る汎用性を持ち備えています。


・ フック/TMC112Y #21
・ スレッド/ユニスレッド ライトケイヒル16/0
・ テイル/ハックルファイバー
・ アブドメン/グースバイオット(各色)
・ ソラックス/スーパーファインダビング
・ ハックル/ミディアムグレーダン
・ ウイング/CDC(ナチュラル) ブラックでも可(逆光時視認性良い)

*上記のフライレシピは今回タイイングしたフライで使用したマテリアルです。
タイイングの一例としてお役立て下さい。

 

 

●タイイング手順
1. シャンクいっぱいに下巻きします。マテリアルの巻きやすさやボディの出来にも影響してくるので、出きるだけ丁寧に巻きます。
2. まっすぐなハックルファイバー(4本)を、シャンクと同じ長さになるように2本づつ分けてしっかり巻き留めます。
3. グースバイオットを取り付けシャンクに巻きつけます。
* グースバイオットにネイル用のベースマニキュアを塗布すると、ツヤが強調され、より虫っぽい体が作られます。
4. シャンク中央から(グースバイオットの終わりの位置)ややアイよりの位置上部にスタッカーループを作り折り返して
  3重にします。
5. 付け根にハックルを取り付け、上に向かってソラックス分を巻き上げてそのまま下に向けて巻き下げていきます。
  根元部分にて巻き留めます。
6. ダビング材でソラックスを作りその上にスタッカーループを前に倒してシャンクに固定します。
7. アイ部分にウイングとなるCDCを取り付けます。
8. ヘッドをウイップフィニッシュして完成。

次回のピックアップニュースは、夏フライ編です。
どうぞお楽しみに!!


 

 
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