「水生昆虫とフライタイイング」忍野「秋」編 その3


4月17日に行われた、タイイングスクールで学んだパターンともに、水生昆虫の種類や特徴を分けてご紹介していきます。

今回のテーマは「秋」です。小型の水生昆虫を中心にフライパターンを学んでいきましょう。
秋編3回目は、アカマダラカゲロウをご紹介いたします。



 



アカマダラカゲロウ
羽化期:4月下旬〜10月

サイズ   フックサイズ 18番〜22番
  羽化直後のボディカラーは、ライトブラウン。
特徴的部位  

イマージャー系が多く捕食されている。
個体の印象が強いため、フライサイズは小さめに巻いたほうが良い。

羽化する時間帯    
羽化方法   水面羽化
羽化特徴   年2世代。冬時代はサイズが大きく、夏時代は小さくなる傾向がある。5月下旬になると安定したスピナーフォールが見られる。午前と午後の流下には違った傾向が見られる。S字の下流部などに多く見られる。

 



アカマダラクリップル(カゲロウ) Akamadara Cripple

アカマダラクリップル


クリップルダンは羽化に失敗、もしくは羽化途中のシャック(抜け殻)を引きずっているメイフライをイミテーションしたパターンです。風が強い時や、雨が降っている時など水生昆虫がうまくハッチ出来ないような日には効果抜群です。ハックル以下のボディは水面下に沈む形となるのでシャックとなるジーロンなどは、予め吸水させておくと良いでしょう。

・フック:TMC100 #18
・スレッド:ユニスレッド16/0 ブラウン
・テイル:ジーロン ブラウン
・アブドメン:グースバイオット
・ソラックス:スーパーファインダビング(各色)
・ハックル:ミディアムグレーダン
・ウイング:コンパラダンディア



●タイイング手順

@ スレッドをシャンクの中央まで下巻きをします。

A シャック材となるジーロンを適量巻き留め、マテリアルを斜め上に引っ張りながら巻き進みます。
 そうすることにより自然にシャンクの真上にシャック材が乗ります。

B アブドメンのグースバイオットを巻きます。
 グースバイオットは乾燥していると、巻く際に割れてしまうことがあるので、小さな容器に水などを入れ、
 漬けておくと作業が楽になります。

C ソラックスをアブドメンと差が出るように作ります。細すぎないように注意。
 ソラックスにはスーパーファインダビングを用います。

D ウイングになるコンパラダンディアを取り付けます。ウイングは#14で約20本程度を目安としサイズや用途によって調整します。
 切り出したアンダーファー、短いヘアは使用しません。残ったヘアをスタッカーに入れ、毛先を整えます。
 巻き留めるウイングの長さを確認したら、ヘア先端部分を左手でつまんで、巻き留める位置にセットします。

E ハックルは、巻き留める部分のファイバーを少し残してカットしておくと、ハックリングの際に抜けにくくなります。
 ハックルは浮力のためではないので薄く巻きます。(2〜3回転)

F ヘッド部分を作り完成です!!


 

上記のフライレシピは今回タイイングしたフライで使用したマテリアルです。
タイイングの一例としてお役立てください。



次回は、忍野フライスクール最終回のレポートお送りいたします。
どうぞお楽しみに。



 
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