第2回忍野フライタイイングスクール 開催中!!!


12月17日から、ご好評をいただいている、「水生昆虫とフライタイイング」がスタートしました。全4回に分けて、フライフィッシングの聖地「忍野」の水生昆虫とフライをテーマに行っていきます。忍野フライタイイングスクールでは、オリジナルのテキストとフライケースを作り、参加者の皆様へ配布しました。タイイングの手順や、ハッチチャートなど細かな情報を記載しています。スクール終了後ご自宅でフライを巻かれるときなど、スクールの復習や予習に役立てていただければと思っています。


 


 

第1回目は、「春」をテーマにオリーブサイド(コカゲロウ)・ヒゲナガカワトビゲラ・オオクママダラカゲロウの3パターンのフライタイイングと水生昆虫の解説を行いました。基本的なフライパターンから始まり、スレッドワークや、マテリアルの特性を活かしたタイイング(ディアヘアなどのフレアの仕方)などのノウハウが充実していました。
今回の参加者も、タイイングへの情熱を強く感じました。普段1日中タイイングをすることは少ないと思いますが、スクールでは皆さんバイスに向かって時を忘れるほど集中していました。





今回タイイングしたパターンは下記の通りです。

オリーブサイド(通称)

コカゲロウ科コカゲロウ属(Baetis.sp)
羽化期:2月〜4月下旬/7月中旬〜10月


忍野のメジャーハッチの中で最初に記述しなければならないのは、「オリーブサイド」と呼ばれるコカゲロウです。解禁日からすでにハッチの盛期を迎えているコカゲロウは、解禁中に占める羽化期間が4ヶ月にも及び、よく見かけるポピュラーなメイフライとなります。

 

パラシュートダン
視認性が高いのがパラシュートフライ。渓流のブラインドの釣りの時は、パイロットフライとして結びます。もちろん忍野のような湧水河川でも威力を発揮します。浮力が高いので、流れの速い場所でも使用できます。ダビング材や、ハックルなどの色を変えて、ハッチの状況にあわせて対応できるよう、各サイズを持っているといざという時に役立ちます。パラシュートポストの立て方や、ハックルの綺麗な巻き方を学んでいきます。



ヒゲナガカワトビゲラ
ヒゲナガカワゲラトビゲラ科ヒゲナガトビゲラ属
(Stenopsyche Marmorata)
羽化期:4〜5月と9月
(シーズンを通してハッチが見られるが、羽化量が増え、
比較的安定する)


「忍野」=ヒゲナガというかつての方程式は、フライフィッシャーたちに印象深く残っていることでしょう。薄暗くなってくると、水面の流下に関係なく、とにかくヒゲナガパターンに結び変えます。ヒゲナガのハッチはかなりムラがあり、羽化量が安定している期間でも、日によってハッチが少ないこともあります。ましてや、閑散期(7月〜8月)にあたる夏には、マスたちを引き付けるほどのハッチは起こりにくいです。

 


ヒゲナガピューパ
イブニングで重要なパターンの一つです。今回のピューパは水面直下のイミテーションとしても使用できるパターンです。視認性は比較的良いですが、さらに暗闇での使用を考えるとカーフテイルなどのインジケーターが必要になります。基本的な操作はドラグフリーです。ドラグフリーで流れながらも、避けきれないドラックが掛かるぐらいが魚の反応がよい場合もあります。しばらく使うと沈んできますが、そのまま沈めても使ってもよい反応が得られます。



オオクママダラカゲロウ マダラカゲロウ科(Ephemerella okumai)
羽化期:3月下旬〜4月下旬


解禁の忍野・桂川には、これから初夏にかけて大量に羽化するメイフライの中でも、特にマダラカゲロウのニンフがひしめいています。とはいっても3月15日の解禁日やその直後は、少なく羽化が多い年には1週間たつかたたないうちに見かけることがあります。オオクマの羽化量は年によって差があるようです。今でもつり人はオオクママダラカゲロウに魅了され続けています。
 


オオクマスペントダン
フックサイズやカラーを揃えることによって、様々な水生昆虫に対応できます。オオクママダラカゲロウは比較的大型の部類に入ってきます。タイイングでは、CDCウイングの量やバランス、アブドメンではテーパーボディがしっかり作ることが良いフライの第一歩です。バランスなどを中心に、タイイングテクニックを学んでいきます。







水生昆虫の解説を含め、森村氏に特別講師を務めていただきました。忍野ノートDVDの映像や、当時使用していた資料などをお持ちいただきました。

普段水生昆虫などについて学ぶような機会は少なく、大変貴重な時間となりました。
また、森村氏にはオオクママダラカゲロウフライのデモをしていただき、フライフィッシングを始めた当初使用していたフライと、現在主に使っているフライまでの遍歴などをご解説いただきました。







スクールを重ねることに新たな発見が数多くあります。今回学んだことを、次回までにマスターしていただき、是非ステップアップしていただければと思います。

次回は、「夏」フライ編レポートです。お楽しみに。


 

 
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