第2回忍野フライタイイングスクール 開催中!!!


2回目は、「夏フライ」をテーマにスクールを行いました。
今回は、ニンフパターンを中心にタイイングを学びました。2回目は「クロマダラカゲロウ」・「ホソバマダラカゲロウ」・「オナシカワゲラ」の3パターンと水生昆虫についてデモやご解説をいただきました。ニンフの代表的なパターンである、ヘアーズイヤーニンフ・フェザントテイルニンフなどを使用するマテリアルの特性や、バランスなど普段聞くことの出来ないお話に、参加者の皆さんは真剣にメモなどを取っていました。


 



今回タイイングしたパターンは下記の通りです。

クロマダラカゲロウ
マダラカゲロウ科(Ephemerella nigra ueno)
羽化期:5月中旬〜6月下旬

オオクママダラカゲロウのハッチがほぼ終了する4月下旬。この時期にクロマダラカゲロウのスーパーハッチが起こります。オオクママダラとクロマダラは、ニンフ、ダンのサイズや色調の違いこそがありますが、外観や羽化形態は非常に似ています。
しかし圧倒的ともいえる生息数と、羽化の時間帯の違いは忍野において、重要な種となっています。
 

ヘアーズイヤーニンフ(Hair's Ear Nymph)
サイズやカラーを変えることで、シーズンを通して使用できるほどオールマイティーなフライの一つです。ウェイトなどで沈み加減を調節することで、水面直下から水底付近まで幅広いステージを探ることが可能となります。
リアルなパターンとは対極にあるフライだが、全体がぼやけているシルエットにマスたちは興味を引かれていくのだろう。
マッチザハッチでも使用できるが、パイロットフライとしてポイントを漠然と探るのに適してると言えるだろう。ヘアーズイヤーの部分ごとの使い方や、むしり方などマテリアルの使い方から学んでいきます。




ホソバマダラカゲロウ
マダラカゲロウ科(Ephemerella denticula)
羽化期:5月上旬〜6月上旬

忍野・桂川には、マダラカゲロウの仲間がとても多く見られます。
種類・量ともに他のカゲロウに差をつけています。5月に入ると目に付くようになるホソバマダラカゲロウのも、その一つです。忍野では5月に入ると、すぐにホソバマダラカゲロウの姿を見かけるようになります。ニンフは、急流を避けて生活しているようで、水面が平坦なまま流れている場所の方が、羽化と流下を多く見かけます。

 


ホソバクリップル(Hosoba Cripple)
クリップルダンは羽化に失敗、もしくは羽化途中のシャック(抜け殻)を引きずっているメイフライをイミテーションしたパターンです。風が強いときや、雨が降っている時など水生昆虫がうまく羽化出来ないような日には効果抜群です。ハックル以下のボディは水面下に沈む形となるのでシャックとなるジーロンなどは、予め吸水させておくと良いでしょう。




オナシカワゲラ
オナシカワゲラ科(Nemouridae)
羽化期:3月下旬〜5月下旬/9月初旬〜9月下旬
(禁漁以降も羽化は続くと思われる)


忍野におけるオナシカワゲラの羽化時期は春と秋の2回ですが、とりわけオナシのニンフは、ここで主役ともいえる、いくつかのメイフライのメジャーハッチに匹敵するほどの重要種です。春の羽化は4月中旬〜5月中旬にピークを含め2ヶ月以上にも渡ります。秋の羽化は9月初旬から始まり、羽化量は9月の後半に向けて増えていくようです。

 


フェザントテイル
フェザントテイルニンフは、止水域やフリーストーンの川でもよく釣れる万能フライのひとつです。ヘアーズイヤー同様、サイズやウェイトなどで調整することによって、様々なステージで使用頻度が上がります。
特にマスが水面直下のものを捕食している時などの出番が多くなります。
ボディはなるべく細く巻くのがポイントです。ソラックスとボディとのメリハリを強調すると、より虫っぽくなります。







今回の特別講師は、黒石氏に務めていただきました。黒石氏には、5月位の早朝から始まるクロマダラの釣りについても解説いただき、クロマダラの釣りに特化した黒石氏オリジナルのフライタイイングデモなども行いました。同時にクロマダラフライの遍歴や、実釣での体験談などを交えて講習していただきました。
やはり皆さん釣り人。一度釣りの話に入ってしまうと時間を忘れるほど釣り談義に集中されていました。



 





次回のスクールは「秋」。より繊細でサイズが小さなフライタイイングです。
皆さん、今回学んだことを忘れずに次回のスクールでもステップアップしていきましょう!!

次回は「秋フライ編」のレポートです。お楽しみに。


 

 
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