● Epoxy Fly(エポキシフライ)


 エキスパート、ボブ・ポポヴィクスの手により進化を遂げてきたエポキシフライは独特の透明感を持ち、小型ベイトフィッシュのイミテーションとして、とても効果的かつ人気のあるパターンです。現代のSWフライフィッシングにはなくてはならないフライとも言えるでしょう。タイイングというよりもクラフトに近い製作テクニックは、さまざまなフライに応用が利きます。

エポキシフライ


1. 下巻き

サーフキャンディーに代表されるようなエポキシフライは、フライの透明感を維持するためにモノスレッドを使用します。
マイラーティンセルを巻きとめ、ボディーの下巻きをしてください。

2. ウイングの取り付け(シンセティックゴートヘアー)

フックアイから1.5mmくらいのところにローマン・モーザーのシンセティックゴートヘアー(ホワイト)をシャンクを包むように巻きとめます。

3.  フラッシュ素材の取り付け

魚の側線をイメージしたクリスタルフラッシュ1本を折り返して、2本をサイドに巻きとめてください。
少ないようにも感じるかもしれませんが、水中ではよく光りますのでご心配なく。

4. ウイングの取り付け(ユニークヘアー)

フックシャンクの上側にユニークヘアー(チャートリュース)を巻きとめてください。
エポキシでコーティングしてしまうので、あまり強く巻きとめなくても大丈夫です。

5. コーティング(1層目)
コーティングは5分硬化タイプを使用し、2回に分けてコーティングします。5分硬化のエポキシは3分ほどでゲル化し始めるので、それまでに形を作るようにしてください。1層目は欲張らずに、できるだけ薄く塗ります。1層目でフライのプロポーションを決めます。2液性のエポキシは少量ずつ混合して使うのがコツです。5分硬化のエポキシは硬化時間が早いのでドライヤーモーターは必要ありません。ロータリー機能が付いたバイスの場合、エポキシが硬化するまでバイスを回すことでタレを防止でき、均一な成型ができます。冬場は液が硬くなるので、暖めてから使用します。なべにお湯を入れて近づけるか、ドライヤーで暖めると柔らかくなります。硬化したらシールアイを貼ります。

6. コーティング(2層目)
2層目のコーティングも5分硬化のエポキシを使用します。もし一度に10本以上のフライをコーティングする場合には、30分硬化のエポキシとドライヤーモーター(フライホイールなど)を使ってください。混合したエポキシに気泡がある場合、ターボライターなどで軽くあぶって泡をとばします。エポキシはベンドの始まりまでコーティングします。2層目は、まずシールアイの周辺に厚くエポキシを乗せます。最初はボテっとしますが、それを後ろに伸ばす感じで整えてください。立体的に盛り上がった3Dアイを使った場合、横に広いヘッドができます。平面状のシールアイを使うと細いヘッドとなります。

7. 成型
次にユニークヘアとシンセティックゴートヘアをテーパー状にカットします。角刈りにならないようにするのがコツです。フックシャンクのすぐ上のファイバーのみ短くカットすると、ハリが出てフックの絡み止めになります。

応用としてエポキシフライはマテリアルにラビットストリップなどのナチュラル素材を使用することもできます。
ヘッドにシープなどを使い、シルネットなどでコーティングすると軽く作ることもできます。
シルネットは柔らかいのでワカサギフライなどにも向いています。

 

 
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