● Synthetic Streamer(シンセティックストリーマー)


 近年、非常に注目されているミノーイミテーションです。このタイプのフライではエンリコ・パグリシのEPミノーが有名です。タイイングの手順は比較的簡単で、同様のタイイング手順で、ミノー以外にもイカ、エビ、カニなど様々なパターンをタイイングすることができます。今回はEPファイバーよりも柔らかいロマン・モーザーのゴーストファイバー・コース(以下GF)を使用しました。

シンセティックストリーマー


1. ギルの取り付け

ベンドのあたりに赤いクリスタルフラッシュを巻きとめ、短くカットします。

これはミノーのギル(エラ)を模しています。


2. フラッシュ素材の取り付け

硬めのクリスタルフラッシュ(パール)を数本、テイル部分の芯としてシャンク末端に巻き留めます。

3.  ボディーマテリアルの取り付け

テイルの下側になるGF(ホワイト)を多目にシャンクの上に巻きとめ、下側に移動させ固定し、前側のあまったGFを折り返してしっかり巻きとめてください。同じ位置の上側にGF(ターコイズ)を巻きとめ、前側を折り返してしっかり巻きとめてください。今回は同じ手順を4回繰り返し、アイ近くまで巻き進めました。通常のフライタイイングでは三次元的なボリュームを持つフライはなかなか出来ませんが、この手のパターンは簡単にボリュームが出せます。タイイング中にファイバーをたっぷり巻き過ぎると「大丈夫かな?」と思いますが、刈り込むとまともな形になります。ボディーに使用するファイバーは、5cm程度にあらかじめカットして用意しておくと、効率があがり便利です。

4. シャンクを隠す

フックシャンクを隠すために、両サイドにGF(ターコイズ)を巻きとめます。

5. ボディーの成型
シザースとすきバサミを使い、フライの形を整えます。
通常のシザースで大まかな形を整え、すきバサミでファイバーの量を調節してください。
クリスタルフラッシュをすきバサミで切り落としてしまわないように注意してください。

6. アイの取り付けとフィニッシュ
アイを取り付けます。プラスチック製のアイであれば、軸の部分(ランナー)をニッパーでカットしSUなどの柔軟性に富んだ接着剤で取り付けてください。SUは透明で粘る接着剤なので、岸壁などにフライを当ててもアイが取れ難く丈夫になります。エポキシを初めとする硬い接着剤を使うと、衝撃でアイが取れてしまいますので好ましくありません。

 

 
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