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●開発エピソード Episode #5 CFT-70 スリーインワンダビングブラシ

 

もっと多機能に。
ボドキンもダビングブラシも、いずれもそれぞれ独立した1つのツールとして店頭に並んでいます。しかしそれぞれ非常にシンプルな構造と用途といえます。それぞれ製品化することも考えられますし、それはそれで面白いとは思います。
しかし、よりユニークで他社にないものをという点では魅力に欠ける面もある、それぞれのツールともいえます。



ニードル
一般的にボドキンのニードルはストレートのものが多いようですが、それ以外にもティップを曲げているものや表面を塗装したものなどが見られます。C&Fではごく小さなアングルをティップにつけることにしました。これはヘッドセメントでコーティングするとき、セメントの量を調節しやすくするためです。またピンポイントのピックドアウト(マテリアルを掻きだす)時にもマテリアルの掛かりがいいこともアングルをつけた理由のひとつですし、作業するときに手の角度がラクになるのも大きな特徴です。

ダビングブラシ
ダビングブラシはペン先のようにツールの先端にブラシを束ねたものが一般的です。CFT-70は協力工場に無理をお願いし、極細ワイヤーを捻ってブラシ状にしました。より繊細な作業ができるようにかなり細いワイヤーを採用しましたが、他と比べてもやはり細いと思います。特に小型フライのボディーをピックドアウトするときなどに効果的です。



ハーフヒッチャー
C&FではCFA-40(3-in-1ツィーザー)のように3つの機能を1つにまとめたアクセサリーを以前より商品化しています。2-in-1でもいいわけですが、もう1つ何かないかということで、同時進行していた3-in-1ハーフヒッチャーのフィニッシャー機能を付け加えようということになりました。ご存知の通り、ハーフヒッチャーは非常に単純なツールですが、テーパーを決めるまでにはずいぶん自分でも試しましたが、多くの人にも、「もういいンじゃない?」と言われるまでテストしてもらいましたね。



そして1つに

ニードルとダビングブラシを1つにしようというのが当初のプランでしたが、最終的にはニードルと反対側をハーフヒッチャーに加工することにしました。そして3つの機能を併せ持った1つのツールが出来上がったわけです。例えばニンフを巻いたときCFT-70があれば、フィニッシュ→セメント塗布→ピックドアウトまでツールを持ち替えることなく1つのツールで行うことができます。シンプルなツールをより機能的に使用頻度の高いツールにするという点では、このCFT-70(3-in-1ダビングブラシ)は理にかなったなかなかユニークなツールだと思います。やはりUSAやヨーロッパのようにニンフの使用頻度の高い地域で評価の高いツールです。アメリカのショーでどこのショップの人だったか忘れてしまいましたが、LサイズWPケースに満杯になった巨大ストーンフライニンフを自慢気に見せてくれたおじさんが、「これさぁ、俺にとっちゃ最高のツールなんだよ!ありがとよ!」と言ってくれたのも10年近く経った今ではちょっとした思い出です。

 

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